2023/06/19 00:19

#エメラルドの取扱とお手入れ ☝️


エメラルドは、内包物がとても多い宝石です。

まったくないものは、嘘ものかもしれないというくらい、内包物は含まれます。

そのため硬度は7.5-8というけれども、とても欠けやすい印象です。

石留め職人は、ダイヤモンドやサファイアに比べて、とても気を使うと思います。ですので、石が留まった後も、扱いには十二分に注意が必要。

固いものにあたったら欠けてしまう、と思って、保管時にも、他のジュエリーに当たらないようにしてください。




エメラルドは多くの場合、フラクチャー(欠けではなく裂け目)にオイルや樹脂などが充填されていると言われています。(鑑別でノンオイルという判別されるものはされていないと思います)なので、超音波洗浄機やスチームクリーナーは充填されているものが出てしまったり、亀裂が大きくなる可能性があるので、NGとされています。

ぬるま湯の石鹸水で汚れをおとしてあげるくらいで留めておくのがよいです💡


#エメラルドの特徴 


もっと知りたい方は⇩

エメラルドは、ベリルという鉱物の一種で、結晶となる時に、酸化クロム(ごくまれにベリリウム)が含まることでエメラルドグリーンになるそうです。

主成分であるベリリウム成分と、クロム成分は異なるマグマの活動と関係しているので、両者が同一の地域で起こることでエメラルドは誕生するので、地球の活動的には希少になるわけです。


昔からコロンビアで美しいものが最も産出されていますが、エジプトのクレオパトラも愛用したと言われているので、その近辺でもとれていたと言われています。


産地は、コロンビア=綺麗というイメージで、産地証明がされているものは高く取引されています。中のインクルージョンや成分を調べると、その結晶となった環境がわかり、産地がわかるのです。コロンビアのエメラルドには、三相インクルージョンという平行四辺形の中に丸い気泡と四角い結晶が入っているものがあります。

色味も産地でことなります。鉱山ごとに成分が異なるので、色も違う、というよりもっと細かく、同じ鉱山でも穴が異なると色が微妙に異なる、と言われます。

コロンビアのムゾー鉱山がとても綺麗なものが昔はよく採れたと聞きました。

様々なエメラルドをここ一年くらいアソートしていた中では、コロンビアのエメラルドは、緑が深く濃く、ザンビアのエメラルドはちょっと色味に青が混ざっていて薄目の色、という印象があります。

どちらが好き、は、ほんと一個一個の石の個性に寄るので、言えません😁





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