2023/11/25 17:13

シルバーのメッキ仕上げ、変色ってどんな風になるか?


シルバーは空気中や温泉成分の中にある硫黄に反応し、硫化することで、変色します。

錆ではありませんが、時間と共に黒くなっていきます。


シルバーにゴールドやピンクゴールドのメッキをかけた商品も多くみられますが、それも大抵の場合は変色することがある、と説明が書かれてますよね。

メッキをしていながら、変色するってどういう風になるのか、

参考になるジュエリーがあったのでご紹介します。




こちらは、10年以上使っていた(毎日使っていたわけではありませんが、平均週に1、2度程度?)リングで、ベースはシルバーに、それぞれロジウムメッキ、ゴールドメッキ、ピンクゴールドメッキが施されています。


頻繁につけていると、メッキが薄くなっていく事はわかるのですが、変色はあまり目立ちませんでした。これをその後数年放置したところ、画像のように染み出すような変色がみられます。


こちらのハートのペンダントは、表面はあまり変色がみられませんでしたが、内側は全体に黒ずみがみられます。


表面の軽度の変色は、シルバー研磨剤入りクロスで拭くと綺麗になります。ペンダントの内側や、マット仕上げや入り組んだところは、クロスで吹いても綺麗にはなりません。

メッキは、とても薄いので、あまりクロスで磨きすぎてもメッキがとれる原因となりますので、優しく拭く程度がおすすすめです。


そこで、メッキを上からかけてみました。


すると、この仕上がり。

磨き直しをせずともこの輝きです。


変色をどう防げるか、ですが、変色は空気中の硫黄や、汗などにも反応するので、使用した後汗などが付着している場合は汚れを優しく拭き、密閉袋にいれて保管するのが、もっとも長持ちするといえます。

毎回袋にいれてしまうと、不便ではあるのですが。

美しい状態をキープするには、手間と努力も必要ということですかね🧐